着物の着付けも「段取り八分」~岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室~
こんにちは。
岩手県一関市の和とわ総本店で着付け教室の講師をしております石川です。
本屋さんの店頭に来年の手帳が並んでいるのを見かけました。
気がつくと今年も残り3か月余り。
使い慣れたメーカーの手帳が売り切れにならないうちに買い求めなければと思っています。
着物を着る前の大事な準備
着付け教室に通い始めると、一番初めに教わるのは「帯のたたみ方」です。
次は帯枕に帯揚げのかけ方、ベルト寸法の決め方へと進み、使う順番に準備します。
着物を着始める前のこの作業がとても大事だと私は思っているので、
「お道具の準備は大丈夫ですか? 段取り八分ですよ。」と声を掛けます。
襦袢、着物を着てベルトを使う時、クリップが開いていないと、せっかく決めた衿元から手を放して開かなければなりません。
帯を締め始めてから美装テープを出していないことに気付いて慌てることもあります。
そうならないために、帯をたたんで帯板を置き、腰ベルト、着物ベルト、美装テープ、帯枕、帯締め、と使う順番に向きも正しく整えて準備するのです。
着物は袖が上になるようにたたんで自分の前に、帯とお道具は着物の左側にセットし、
そこまでできたら「さあ、始めましょう。」となります。
【2023年3月31日ブログ “着付道具”は着物着付けの強い味方】
着られるようになっても「段取り八分」
着方の手順が身につき、慣れてきた頃こそ「段取り八分」を思い出してください。
油断大敵です。落ち着きましょう。
最近、準備しながら「段取り八分だからね。」と生徒さん同士で話しているのが聞こえてきました。
浸透してきたようです。
着付け教室で着物を着る楽しみ
6回の着付け教室が始まる前、どの着物をどの順番で着ようかと考えます。
着物と帯の組み合わせはいつもだいたい同じになってしまうのですが、生徒さんの目を楽しませたいという秘かな思いから、週ごとに変えようと思うのです。
9月最初の着付け教室の際に「先生の襦袢、涼しそうで良いですね。」と言われました。
麻の空色の襦袢です。
やっぱり見られているのだなと思いました。
着て見せることも講師としての仕事のうちではないかと思いますし、何より着物を着る絶好の機会になっています。
【2022年10月14日ブログ 充実した毎日は着物のおかげ! 講師としての10年を振り返って】
先生の着姿に憧れて
私が着付け教室に通っていた頃、着姿がとても素敵な先生がいらっしゃいました。
衣紋がスッと抜け、裾さばきが颯爽としていて、本当にかっこ良くて、「あの先生のようになりたい!」と思ったものでした。
10年以上たった今でも時々思い出す憧れの先生です。
「秋の七草」もあります
「春の七草」は知っていましたが、見て楽しむ「秋の七草」があることは着物を着るようになってから覚えたような気がします。
ちなみに秋の七草とは、萩(ハギ)、芒(ススキ)、葛(クズ)、撫子(ナデシコ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、桔梗(キキョウ)の7つです。
萩や芒が見頃になってきました。
着物姿で楽しみたい待ち遠しかった秋です。
【2023年9月22日ブログ 季節を楽しむ秋の着物柄をお話しいたします】
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次のお教室スタート日の予定は以下の通り
①土曜日コース 11月4日土曜日 18時半から
②日曜日コース 11月5日日曜日 10時半から
③火曜日コース 11月7日火曜日 10時半から
ただいま受講生募集中です。
秋は色々な行事があり着物を着る機会も増えてきますね (^^)/
「自分で着物を着てみたい!」そんな方は↓
ちょっとしたご相談もお気軽にどうぞ
お電話でのご入会申し込みは tel.0120-26-5291
営業時間 10:00~18:30 水曜日・木曜日定休
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。