大島紬が大好きな私 この季節待っていました ~岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室~
こんにちは、一関市和とわ総本店の着付け教室で講師をさせて頂いております鈴木真由美です。
あっという間に桜は散ってしまいましたが 巷には次々と追いかけるように花々が咲いて気持ちの良い風が吹くいい季節になりました。
着物に関しては私はこの季節 大島紬を着ます。
軽くてつるつるとして大島紬独特の風合いがなんとも言えず大好きだからです。
あともう一つこの季節に着る理由 少しひんやりとした肌触りが冬よりも初夏に向けて暖かくなってきた気候に合うのだと聞いたことがあるからです。
この季節 待っていました。
着物好きさんのお仲間とお話していると染とか織りとか皆さんそれぞれにお好みの着物の種類があるようです。
大島紬と出会うきっかけ
ずっと昔 「大島紬と結城紬と加賀友禅に憧れているの。」知り合いが言った言葉です。
それほどに素晴らしい特別なものなんだなと その言葉は着物に詳しくない私の胸に刷り込まれました。
その頃の私は大島紬も結城紬も加賀友禅もわかりませんでしたがそんな凄いものなら
私もいつかは欲しいなあと漠然と思うきっかけになりました。
そんな気持ちを持っていた私と大島紬が出会ったというわけです。
誰かが精魂込めて作り上げたであろう大島紬が一枚そして一枚と私のもとにやってきてくれました。
大島紬「かっこいい!」から大好きです
旅行などのお出かけにはもっぱら大島紬を選んでしまいます。
決めているわけではないのですがそうなってしまいます。
軽くてしわになりにくくそして汚れが付きにくいイメージがあるからです。
そして一言でいえば「かっこいい!」から。
独特の柄とか縞柄とかシャリ感のある手触り全てが私には「かっこいい!」と感じるのです。
そうですよね、旅行ってただ軽いとか汚れが付かないとかしわにならないとかの利便性だけではなく お気に入りをまとった自分を演出する場でもありますよね。
今まで漠然と感じていましたが文字にしてはっきりわかりました。
大島紬「かっこいい!」と思うから大好きだったんですね。
【2024年2月9日ブログ 着物を着たいけど、こんな時はどんな着物を着ればいいですか?】
楽しい着物生活のその先の悩み
こうしてありがたくも和とわ総本店の着付け教室で講師をさせていただいておりますと 知らず知らずのうちに着物が増えてまいります。
昨今の世の中の風潮で「終活」とかいう言葉をよく耳にするようになってきました。
そういった方々から「あなたなら大事に着てくれると思うので」とお着物を頂くことがあります。
帯、小物等 捨てるに捨てられない物が増えていきます。
とても嫁入り道具に持ってきた箪笥には収まりきれなくなってきました。
何とかしなければ ここ数年ずっと悩んでいます。
箪笥の話
そこで今年白寿(99歳)のお姑さんに「おばあちゃんの箪笥私に頂戴」とお願い?したところ「いいよー」との事。
早速十年以上空き家になっている夫の生まれ育った家に箪笥を見に行きました。
中にはどうしたら良いか分からない物がたくさん入っています。
夫はいいから皆捨ててしまえと言いますが、取り敢えず中身を出して風を当てようと引き出しを抜いたところ箪笥の裏の板がバタバタと全部ではありませんが外れてしまいました。
そうかあ、そうなのかあ、昔夫の母が嫁に来る時は戦争の終わったばかりのころでした。
物のなかったころに古道具屋さんで買い求めて揃えた嫁入り道具だったそうです。
さすがに経年劣化というものでしょうか。
お姑さんの箪笥は使えそうになくあてが外れてしまいました。
和とわ総本店でも着物用の桐製のお手頃な箪笥を取り扱っているのは知っています。
出来れば家にあるもので間に合わせたいと思ったのですがそろそろ 考えなければならない時期に来ているのかも知れません。
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和とわ総本店の着付け教室では受講生を募集しております。
帯を前で結ぶ「前結び着付け教室」は大変ご好評をいただいております。
次回のお教室は2024年6月8日(火)スタートです!
ちょっとしたご相談もお気軽にどうぞ
お電話でのご入会申し込みは tel.0120-26-5291
営業時間 10:00~18:30 水曜日・木曜日定休
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。