前結びはゆるみませんか? 帯結び・着付けの特徴 ~岩手県一関市 和とわ 着付け教室
こんにちは、一関市にある和とわ総本店で着付講師をしております鈴木です。
暑い日が続いています、着付教室でも生徒さんには自分のペースで水分補給して下さい(断ったりせずに)と話しています。
室内での熱中症が多いそうですね。
お教室で着物を着るので暑さには注意しております。
今日は、前結びのお話をさせていただこうと思います。
一関和とわ総本店では、お太鼓を前で作り後ろに廻して仕上げる「前結び」を教えています。
毎回ではありませんが教室の初回に、襦袢を着るところから二重太鼓を仕上げるところまで実際に行なう様子を見ていただいています。
着物を初めて習うという生徒さんの反応は余りありませんが、少しは自分で着るという方はとても驚いてくださいます。
私は後ろ結びも前結びもどちらも習ってみました。
私は二十代の頃に着付けを勉強しておりました。
勿論当時は後ろ結びでした。
今は前結びを勉強して、着付け教室でお教えしています。つまりどちらも知っている訳です。
たびたび聞かれるのが「前結びと後ろ結びとどちらが良いですか?」と。
「勿論、前結びです。」と答えます。
最初の頃は若い頃に叩き込まれたやり方をなかなか変えることができませんでした。
それでも前結びを教えるにあたり、所作の一つ一つにある理由や訳を説明していくうちに、素晴らしいな、これすごいなと生徒さんにお伝えすればするほど思うようになりました。
今は“前結びは絶対いい”と自信を持っています。
勿論これは個人的な意見です。
教室を訪れた生徒さんの中には「後ろ結びを習いたい」と言われた方もおられました。
前結びのお道具は特別ですか?
お道具の話をしたいと思います。
生徒さんは出来れば手持ちのお道具で着物の着付けを習いたいと思っておられます、当然ですね。
お教室では前結びのお道具を使っていただいております。
特に帯板は後ろに廻すために特別な物といえると思います。
その他のお道具にもたくさんの工夫がされています。
つまり工夫を凝らした独自のお道具を使います。
でもご安心ください「買ってください」と言っているわけではありません。
その特別なお道具をお試しいただいたり、前結びのやり方や所作を体験していただくのが、6回の無料教室(入門コース)なのです。
どうぞ思う存分お試しいただきたいと思います。
その後おさらいコースに進まれても、いやいやまだまだお道具を試したいという方は遠慮なくお使いいただいて構いません。
こちらからお道具を買い揃えるようにと話すことはありません。
教室を進めていくうちにお道具を買い求められる生徒さんが増えていきますが、そこは本人のお考え次第で自由です。
極端な話をすれば、ここで着方やり方を覚えて、家で手持ちのお道具でそれなりに着物を着てもよいのです。
着付けも特別ですか?
着付けに関しては他の着付け教室とあまり大きな違いはないかもしれません。(自慢できる技はいっぱいあります。)
ですが、帯結びは特別です。
帯に関しては最初にご紹介しましたように前でお太鼓を作り後ろに廻すやり方です。
以前習う前に見学した事がありました。
その時はすぐにできそうな気がしましたが、なんのなんの全然一人では出来ませんでした。
そして仮にお太鼓らしきものができたとしても、今私がお教えしているような細やかな工夫を再現できたとは思いません。
結ばないので帯も傷みにくく、結んでいないのにゆるまない。
そうそう、よく聞かれるんです、前結びだと言うと
「前結びって帯を後ろに廻すんでしょう?ゆるまないの?」って。
前結びだから帯がゆるんだという事はありません。
前でお太鼓を作る時十分吟味して納得するまで形を整えることができるという利点はあります。
ですが前結びだから駄目だという事は聞いた事がありません。
どうぞ興味のおありの方は是非無料体験教室にお申し込みください。
お待ちしております。
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着物の着付けを習いたいという方!
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営業時間 10:00~18:30 水曜日・木曜日定休
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。