初詣/新年会/卒業式/入学式で着る着物 目的に応じた私の着物選び ~岩手県一関市・和とわ総本店 着付教室~
こんにちは 一関市和とわ総本店の着付け教室の講師をしております鈴木真由美です。
先月 忘年会に参加した際の着物の選び方その際の考え方に関して書かせていただきました。
そして年末から年始にかけては特に着物を着る機会が多いと思いました。
それから更に卒業式入学式と着物を着る機会が訪れます。
そこで感じたことそして私なりに思うことを書かせていただきたいと思います。
初詣で着物の時は?(どんな理由でどんな着物を選ぶか)
年が明けて今年の着物の着初めは家族と出かけた初詣です。
毎年近くの神社に家族の健康やそれぞれの仕事運やらをうまくいきますようにお願いに詣でます。
いつも初詣でに行く時は足元が気になります。
ほとんど毎年と言っていいほど雪や雨でぬれているからです。
今年も雨とみぞれの空模様でした。
そんな空模様にも関わらず、私は今年も着物を頑張りたいと神様にお願いしたい気持ちが強くあったので迷わず着物を着て出かけました。
白の大島紬を着て行きました。
何を着て行くかで気にしたのは黒っぽいのは避けるというところでした。
お正月はめでたいですから黒っぽくないものをと、そんなことを考えました。
新年会の時の着物は?(どんな理由でどんな着物を選ぶか)
年明け早々から二月あたりまで新年会と銘打った楽しい会が開催されますね。
生徒さんに新年会にはどんな着物が良いですか?と尋ねられたことがあります。
基本的な考え方をお話ししますと「お正月」を意識します。
お正月(を表す新年会)はおめでたいですからやはり先ほどの初詣で同様、黒っぽい着物より淡い色の方が“新春を寿(ことほ)ぐ”という雰囲気がでて良いと思います。
ピンク色やクリーム色だったり、淡い水色とか優しい色がよいのではないかとお話したと思います。
加えて言えば模様や柄もお正月を連想させるような着物なら更に良いかと思います。
でもこれらはあくまでも私の考えです。
決まりはありませんので黒っぽい着物であっても柄がお正月に良いと思えば着てよいと思います。
周りの参加されるお仲間に合わせてあまり悪目立ちしない範囲で着たいと思う着物を着られたらよいと思います。
卒業式 入学式の着物は?
三月・四月を迎え 次は卒業式や入学式ですね。
「入学式にこんな感じのコーディネイトにしようと思います。先生の意見をお聞かせください。」
丁度一年前にかつての生徒さんからこんな内容の写真付きメールが来ました。
昨年三月その時のブログに詳しく書かせていただきましたがまた少し繰り返しますね。
着物には「格」というものがあります。
「格」とはフォーマル度の事です。
卒業式や入学式は式典ですので少し改まった装いになります。
そこで先程の「格」が登場します。
着物は第一礼装と呼ばれるものから普段着といわれるものまでありますが、その中でも第一礼装よりは下で普段着よりは上の「訪問着」「附下」「色無地」などが良いでしょう。
帯その他の小物との組み合わせ次第で華やか過ぎる訪問着はおとなしめに、そして少し物足りなく感じる色無地とかならば華やかにも仕上げることができます。
主役はお子さんです
そして一言書き添えさせて頂きたい事は卒業式入学式は親御さんは主役ではないということです。
言わば付き添いです。
親御さんがあまりに華美に装うことは控えるべきと考えられています。
とはいうものの自分が持っている着物の中から着ていく着物を選ぶことになりますよね。
その時に先程申し述べたように、それが華やかな訪問着でもおとなしめの色無地でも組み合わせ次第でそこそこ目的に応じた仕上がりにすることが可能です。
その辺りの事は和とわ総本店の店頭のベテランスタッフにご相談ください。
親切に教えてくれるはずです。
子供さんの卒業式や入学式は着物を着る貴重な機会ですからどうぞ着物を着る事を楽しんでほしいと切に思います。
私ですか?
着物を着る絶好の機会だと思っていました(笑)。(前回も書いちゃいました)。
着物を着たお母さんの事を子供さんが喜んでくれたそうです
そうそう昨年のメールをくれた生徒さんに後になってお話を聞くことができました。
彼女が立派に着物を着ただろうことは疑う余地はありませんでしたが、私の心に残ったのは着物を着たお母さんの事をお子さんがとても喜んでくれたということでした。
その後も行事のたびに「今度も着物を着るの?」ときいてくるのだと笑いながら話してくれました。
そうなんだぁ。
子供さんにとっても着物を着たお母さんが素敵に見えたんでしょうね。
このお話はとても嬉しく私の心をフンワリと暖めてくれてずっと心に残っています。
大人の着付教室は楽しんでなんぼ!です
今年も着付教室にいらしてくださる生徒さんたちと着物を着る事はもちろん、着物に関してのいろんなお話をしたり楽しんでいきたいと思っております。
子供の頃の学校は厳しかったかもしれませんがここは大人の教室、着付けを身に付けることが目標ではありますが何と言っても楽しんでこそだと思っています。
お太鼓を前で作って後ろに回す「前結び」を教えている、和とわ総本店の着付け教室、興味がおありの方どうぞ見学にいらして下さい。
お待ちしております。
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2023年4月から次の着付教室がスタートします!
■土曜日 教室 18:30 4月1日(土)スタート
■日曜日 教室 10:30 4月2日(日)スタート
■火曜日 教室 10:30 4月4日(火)スタート
わたしたちと一緒に楽しくレッスンしませんか♡
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着物の着付けを習いたいという方!
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お電話でのご入会申し込みは tel.0120-26-5291
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。