和とわブログ

和とわスタッフが 着物のこと
教室のことを綴ります

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 和とわブログ
  4. 知っているようで知らなかった、京友禅の技法教えます! ! ~岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室~

知っているようで知らなかった、京友禅の技法教えます! ! ~岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室~

 

オレンジ色に色付いた紅葉の画像

皆さん、こんにちは。

岩手県一関市和とわ総本店の店長兼着付け教室講師千葉です。

猛暑の夏も終わりお彼岸にもなると、めっきり涼しくなりましたね。

秋になると、着物でお出掛けしたくなります。

紅葉の綺麗なところ、

文化祭を見に行ったり、

ランチ会に出かけたり。

自分で着付けをして出掛けたくなるのが、秋だと思います。

何を着ようかと着物を選んだり、コーディネートも楽しいです!

着付け教室申し込みは こちらへ

*友禅(ゆうぜん)って聞いたことありますか?

着物は難しくてよくわからないというイメージがありませんか?

実際その製作工程に手間暇がかかる着物はとても奥の深いものです。

特に日本の伝統とも言える「友禅」は日本の代表的な技法です。

代表的な友禅に「加賀友禅」「京友禅」「東京友禅」があります。

1枚の着物ができるまでは、幾多の職人の手を経て創られます。

友禅とは図案から下絵、染めなど、すべて手作業で染め上げていく着物のことを言います。

そのうちの「京友禅」についてお話しさせていただきます。

衣桁に掛けた紺色の振袖の画像

1*京友禅は11工程あります

専門的にお話ししますと 図案→下絵→糊置き→伏せ糊→地染め→水洗い→挿し友禅→蒸し→水洗い→金彩→刺繍 となります。

これらのほとんどが職人の手作業となります。

①図案  下絵

作家さんが描きたい絵を紙に下書きして、図案をもとに生地に青花という染料で下絵を描きます。

②糊置き  伏せ糊

下絵の輪郭を細い細い筆(ケーキを作るときに使うペンみたいな物)で糊を塗っていきます。

染料が隣と混ざらないように土台を作るわけです。

伏せ糊は染めたくないところを塞ぐ役割をします。

③地染め

糊をしたままで引き染めをします。

映像などで見たことがある方もいると思います。

刷毛を使い13メートルもある長い生地を染めていきます。

糊置きをしているので染めたいところだけが染まるということです。

④水洗い

伏せ糊だけをきれいな水で洗い流します。

刷毛を使い丁寧に流します。

⑤挿し友禅

ここからは様々な筆と染料を使い、繊細な染め作業となります。

京友禅を作る工程の画像

⑥蒸し  水洗い

蒸しは染料を定着させます。

100度の高温で30分から40分。

その後に不純物や糊をすべて洗い流します。

友禅流しって聞いたことあるかと思います。

⑦金彩

金を加工したいところに型や糊を置き金箔をのせていき、余分な分は刷毛で払います。

京友禅生地のイメージ画像

⑧刺繍

金彩と刺繍は京友禅の醍醐味でもあります。

反対に加賀友禅は金彩や刺繍は使われず、染めだけで表現されているのが特徴です。

一つ一つ職人が下書きをもとに色糸や金糸を使い刺繍を施していきます。

京友禅は分業といって、その仕事を請け負っている職人が仕上げていきます。

豪華絢爛「京友禅」の着物が出来上がります。

青色の振袖を着た女性の画像

2*豪華な京友禅の着物

豪華な着物、京友禅はフォーマルとして着ることが多いです。

振袖の他、黒留袖、訪問着、附け下げなどがあります。

昔から京友禅の着物は嫁入り支度に用いられたりしてきました。

今でもお母様の振袖を着たいと言うママ振りの振袖には、京友禅の振袖も多く見られます。

やはり豪華な京友禅はとても立派で着物が大好きな私はいつも感動します。

【2024年7月12日ブログ 結婚式にフォーマル着物で出席!】

和とわへのご来店予約は こちら

3*どんな時にどんな着物を着ていけばいいでしょう?

ご紹介した京友禅の訪問着や振袖は、結婚式や成人式に。

おめでたい席に着ていただきます。

やはり、華やかなお着物ですのでその会にピッタリです。

また、江戸小紋や手描きの小紋などですと結婚式とまで言わなくても、立食パーティーとかお茶会などに着ていただくのもいいです。

江戸小紋ですと、色によっては法事に着ていただくこともできます。

小紋ですと、半幅帯を気軽に結んでお嬢様に着付けてあげても可愛らしくなります。

紬と言われる着物は、たくさんの種類があります。

大島紬、結城紬、牛首紬、塩沢紬、小千谷紬、

十日町紬、米沢紬。

価格は京友禅よりも高価な紬もあります。

どんなに高価であっても、紬は普段着です。

洋服であれば、Tシャツとジーンズみたいな感覚です。

紅葉を見に行ったり、ランチしたり、ちょっとそこまでと言う時に着ていただく紬です。

ちなみに着付け教室の練習に着ていくにも最適ですよ。

【2024年2月9日ブログ 着物を着たいけど、こんな時はどんな着物を着ればいいですか?】

【2023年9月22日ブログ 季節を楽しむ秋の着物柄をお話しいたします】

大島紬の着物生地画像

4*着付け教室は入門コースから始めます。

着物は持っていないんだけど?

入門コースは手ぶらで来店OKです。

必要なものは全てお貸しいたします。

自分にできるかしら?

続けられるかしら?

最初は皆さん同じような心配をされます。

生徒さんの中には、着物に触れることさえほぼ初めてみたいな方だっていらっしゃいます。

でも、そのような生徒さんだって長く続けているうちに、和とわの「きもので楽しもう会」でご一緒にお出掛けなさっています!

まずは挑戦してみてください。

いつの日か、ご自分で着物を着付けて京友禅の訪問着で新年会や結婚式にご参加できることを夢見て、夢が叶えられるように、講師一同お手伝いいたします。

2023年和とわ着物で楽しもう会の盛岡バスツアーでの集合写真

2023年和とわ着物で楽しもう会「盛岡バスツアー」での集合写真

和とわへのご来店予約は こちら

お電話は TEL 0120-26-5291(水曜・木曜定休日)

 

***********************

和とわ総本店着付け教室の無料体験レッスンご紹介ページへ移動

前結び着付教室2024年11月からの生徒さん募集のチラシの画像

和とわ総本店の着付け教室では受講生を募集中!

帯を前で結ぶ「前結び着付け教室」は大変ご好評をいただいております。

次回着付け教室のスタートは

2024年11月2日を予定しております。

詳しくは着付け教室ご紹介ページへ

初めての方には無料体験レッスンをおすすめします!

無料体験・見学のお申込みフォームはこちら

ちょっとしたご相談もお気軽にどうぞ

着付け教室へのお問い合わせフォームはこちら

着付教室へのご入会申し込みフォームはこちらから

お電話でのご入会申し込みは tel.0120-26-5291

営業時間 10:00~18:00  水曜日・木曜日定休

***********************

和とわ総本店の店舗写真

和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。

「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。

地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。

「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。

和とわ アクセスリンク