還暦の同窓会に着物で参加した体験談【2ヵ月前から着付け教室へ】〜岩手県一関市 和とわ装本店 着付け教室
こんにちは。
一関市の和とわ総本店で着付け教室の講師をしております石川です。
負けてしまいそうな暑い日が続いていますが、しっかりと水分補給、体調管理をして乗り切りたいものです。
今回は、着付け教室に通ってくれた同級生と還暦の同級会に行ったお話です。
着付け教室に参加のきっかけはお茶のお稽古
私が講師になって3年目、11月に予定されている還暦の同級会まであと2ヵ月という、9月のことでした。
「お茶を習い始めて、着物を着る機会が増えたから、一人で着られるようになりたい」と私が担当する教室に同級生が参加するようになりました。
このとき、まだ彼女は同級会へ着物を着ていくとは言っていませんでした。
その頃の教室は1クール12回で、彼女は1クールを修了し、声がけをしながら一緒に着れば何とか着られるという状況でした。
私が着付け教室に通い始めた理由の一つは「還暦の同級会に自分で着物を着て参加する」ことでした。
何とか目標を達成できそうではありましたが、もし着物での参加が自分一人だけだったらちょっと残念だなと思っていました
彼女が教室に参加してくれた時、まだ2か月あるし、きっと大丈夫だろうと思い、誘ってみることにしました。
最初は「考えてみる」という返事でしたが、
それとなく何回か誘っているうちに、「行く時は着物で帰りは洋服にする」ということになりました。
細かい手順を飛ばしてしまうことはありましたが、あまり戸惑うことなく着られるようになっていましたので、もう一押しだなと思った私は、「靴、忘れないようにね。荷物増えるね。」と言いました。
いよいよ同級会へ着物で参加
そして一泊旅行の同級会の当日です。
彼女は、艶のある地色が青緑色の飛び柄小紋に、黒地に白い小花柄の袋帯を締め、道行コートという装いで、「明日も着物にするね。着る時手伝ってね。」と言ってくれました。
会場に入ると、着物で参加したのは彼女と私の2人だけでした。
やっぱり彼女を誘ったのは正解だったと思いました。
集合写真撮影でセンターをすすめられて
すぐ集合写真を撮ることになり、私達は一番前の列のセンターにすすめられましたが、幹事なのだからと少し遠慮し、ほぼセンターにおさまりました。
お膳に手を付けることも時間の過ぎるのも忘れておしゃべりしたことは言うまでもありません。
同級生に褒められたことも思い出に
呉服屋さんに勤めていたという男子が話しかけてくれました。
「さっちゃん。服は、どんなにかっこよく決めていても着物には絶対かなわないと俺は思うよ。」と言ったのです。
少し酔いが回っていたかもしれません。
でも私は、「よし!」と小さくガッツポーズしたい気分でした。
旅先で自分で着物を着られたことが自信に
翌日の朝、彼女の部屋をのぞいてみると白茶色の小紋を着始めたところでした。
きちんとした印象の着姿に仕上がり、もう完璧だなと思いました。
後日、2日間着物で過ごしてとても自信がついたと話してくれました。
着物を着て活動的な日々!
お茶のお稽古もずっと続けていて、盛岡や仙台、東京などでの研修会やお茶会にも着物で出かけるそうです。
先日も「炭手前の試験に向けてお稽古しているからお茶飲みに来ない?」と連絡がありました。
いそいそと出かけて行き、かしこまってお点前を頂戴してきました。
月日の過ぎるのは本当にあっという間で、古希の同級会の準備が始まりました。
また彼女と一緒に着物で参加したいと思っています。
何を着て行こうかと今からとても楽しみです。
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。