ブログを読んでくださった生徒さんから質問や感想いただきました ~岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室~
こんにちは 和とわ総本店の着付け教室で講師をしております鈴木真由美です。
こうして毎月拙い文章でブログを書かせていただいておりますが、正直言って自分の書いた文章は客観的に判断することが出来ず全く自信がありません。
ただ気を付けていることや思っていることは着物に興味のある方が読んでくださるのだろうと思うので、着物を着るうえで一つでも役に立つこと、へぇ~知らなかったなあと思えることや参考にしてもらえることを文章に織り込みたいなぁと、そんな事を考えて書いています。
読んでくださった生徒さんから質問がきました
少し前に
「ビーズの半衿は夏以外でも付けてよいのですか?」という質問に対して答えは「はい一年中大丈夫です」という事をブログに書かせていただきました。
そこで、それを読んでくださった生徒さんからさらに質問を受けました。
質問「ビーズの半衿を付ける時 いま付いている半衿をはずさないとだめですか?」
これについては、いま付いている半衿をはずしてから付けるのがベストです。
なぜこんな言い方をするかというと、理由は、まぁ決まりはなくて本人が良いのであればどっちでもいいでしょうということです。
ベストというからには、ベストでない理由を言いますとビーズの半衿は普通の半衿に比べてかなりの厚ぼったく存在感があります。
少しでも薄く仕上げたい場合、半衿一枚といえども薄い方が良いのではないかという点です。
ですがそもそもが厚ぼったいだけあって付けようによっては見た目は半衿が下についてあったとしてもあまり気にならないのも本当です。
教室で生徒さんが普通の半衿のうえにビーズの半衿を付けてきましたが見た目に不自然さもなく全然気付きませんでした。
ビーズの半衿をつける時、せっかくキチンと洗って縫い付けてある半衿をはずすのがもったいなく思えたのですね。
気持ち分かります。
でも本来は、はずすというのが適しています。
質問「帯締めに編み込みなどの飾りがついているとき、左や右などの決まりはありますか?」
普通の場合、片方だけに飾り(編み込み等)や色の濃い方(左右で色が違う)がある場合は、左に持ってきます。
日本の文化は「左上位」という所があります。
例えば熨斗袋(のしぶくろ)の場合、金でも赤でも黒でも色の付いている方を左側に配しています。
向かって左ではありません。
自分の左側です。
ここは間違えないでくださいね。
しかし例外として、振袖用の帯締めに関しては左右はあまり意識せずに使っています。
例えば帯にきれいな模様が左にあったとしたらそのきれいな模様を生かすため反対側の右にきれいな結び目を作ったり、左右のどちらかに帯揚げでお花を作ったりしたときは、その反対側に帯締めの飾り結びをするといった具合です。
一方の同じ側に飾りが偏らないように仕上げます。
質問「訪問着を着る場合、襦袢は白ですか?」
結婚式に古典柄の訪問着を着ていこうと思うがやはり襦袢は白がよいのですか?
白い襦袢の話をしますと黒留袖や喪服は必ず白い襦袢です。
そういった意味で白い襦袢はフォーマルを表します。
そこで答えです。
白い襦袢なら間違いはないです。
ですが薄いピンクやクリーム色や水色等そういったい淡い色の襦袢でもよいでしょう。
着物にはフォーマル用とおしゃれ用があります。
襦袢も白以外の色付きのものでもフォーマル用とおしゃれ用があります。
着物かと見まがうような濃い色や奇抜な色柄やカッコイイと思うような襦袢もあります。
それらは大概おしゃれ用のものが多いです。
おしゃれ用はフォーマルには適しません。
それに対し淡い色の襦袢は大概フォーマル用に着用しても失礼には当たりません。
質問 三才の男子のお孫さんがいる方から「七五三の祝いに写真を撮りたいのだけど、どんな着物を着ると良いの?」
ここまでくると、着付け教室とはかけ離れていきますが、なんでも聞いて下さい(笑)。
写真館も併設している和とわ総本店ですから最近の利用されている皆様の様子を担当者に詳しく聞いてまいりました。
ちなみに七五三のお祝いは男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳に晴れ着を着て氏神様にお参りし健やかな成長とご加護を祈願する行事です。
七五三の祭日は11月15日ですがその前後一ヶ月位の間に行うのが一般的となっています。
そしてこうした昔からある日本の人生儀礼の際の年齢の数え方は、数え年で数えます。
数え年とは生まれたその年を一歳(何月生まれであろうとも)とし、お正月を迎えたらそこで二歳と数える数え方です。
なので実際には三歳のお祝いはあまりにも小さくて時期をずらしたりすることも珍しくありません。
男の子の場合、羽織袴姿をイメージするかと思いますが三歳のお祝いの場合ちっちゃいので被布姿が多いそうです。
勿論、袴を着用する場合もあるそうです。
事前相談が必要だそうですが衣装の貸し出し(写真の撮影時のみ)もあるそうです。
どうぞお問い合わせくださいとのことでした。【フォトジュールへお問い合わせ】
和とわ総本店のお客様や生徒さんから寄せられた感想や質問嬉しかったです
ブログを書かせていただきそして読んでくださる方がいることにただただ感謝です。
月に一度、和とわ総本店のお客様向けに印刷物のご案内があるのですが、その中に先生方のブログが順番に掲載されています。
活字になることで中々スマートフォンを上手く操れないお客様の目にも触れることになり、ここに掲載した質問以外にも思いもかけず感想をいただくことも多いです。
本当に嬉しかったです。
多分皆さんが想像したであろうより十倍いやそれ以上に嬉しかったです。
すごく励まされました。
反応があるってこんなにも嬉しいんだと感動しました。
自分が着物が好きだということ以外に、微力ではありますが着物文化をすたれさせたくない、そんな気持ちで着付け教室もブログもやらせていてだいています。
そんな気持ちを応援して頂いたようで益々頑張る気持ちが湧いてきました。
これからも和とわ総本店の着付け教室そしてブログをどうぞあたたかい目で見守ってくださいましたら幸いです。
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。