リチャードクレイダーマンと着物 〜岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室 〜
こんにちは。岩手県一関市の「和とわ総本店」で、着付け教室の講師をしております、鈴木喜代です。
〈断捨離の続き〉
ゴールデンウイーク、皆さんはどのように過ごされましたか?
家族で旅行に出かけた方やお子様が帰省されて忙しかった方など、皆さん様々に過ごされたと思いますが、我が家は「断捨離」していました。
どこまで物を減らす事が出来るかに挑戦する!…くらいの気持ちで取り組みました。(ちょっと大げさですが)
まず初めに取りかかったのが茶の間の飾り棚。
地震の時にぐちゃぐちゃになったので、並べなおして、それ以来開けていません。
横幅が1間半ありまして、中のものを全て出す作業から始めました。
動かない時計やら、各地のお人形、特に北海道のアイヌ民族の置物が、大中小あったし、クマが魚をくわえている置物も複数ありました(笑)。
それから子供達の試合のトロフィーやメダルと色んな物が入っていました。
それらを、少しだけ思い出しては、次から次へと仕分けしていきます。
ほとんど要らないものでしたが、24金の小さな金杯と、5円玉で作られた打ち出の小槌と、記念コインが出てきました。
その時は思わず小さくガッツポーズしました(笑)。
これらは(金目の物)大事に別の場所にしまいました。
茶の間だけでも一日かかりましたが、他にも、押し入れの上の天袋にしまったまま忘れられていた、旅行カバンやショルダーバッグ等のカバン類など、全部捨てました。
〈母の和タンス〉
それからもう一つ、以前から気になっていた母親の和タンスの中身を断捨離しました。
母が元気なのに捨てたりしたら申し訳ないかな~と思っていました。
中身の確認はしていましたし、帯は自分用にも練習用にも使わせてもらっていました。
しかし着物やコートに関して、母は足が悪いし腰も曲がって、もう着物を着ることはできませんし、身長がすごく小さいので私とは全く寸法が合いません。
私が着る…という選択肢はありません。
なので、今回は思いきって捨てました。
残す基準は「リメイクしたいか?したくないか?」と考え仕分けしました。
なぜかは解りませんが、着物と襦袢が対になっていて、沢山の襦袢が出てきましたが、襦袢はリメイク出来ないと思って全部処分しました。
悩んだのが、黒留袖・喪服・訪問着・色無地です。
すぐには決められなかったので、それらを一纏めにして、「これは後で又確認するからこのままにしておいてね!」と夫にお願いしましたが、後日、確認しようと思ったら「あれ、ないない…( ;∀;)ない~。」私の話は聞いていない夫に捨てられてしまいました。
その時はすごく腹が立ちましたが、時間が経つにつれて「いつかリメイク」の、いつかは来ない…かもしれない。
まだまだ断捨離は続きますから、これで良かったかな~と思えてきました。
というか、そう思い込むことにしました。
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〈リチャードクレイダーマン〉
リチャードクレイダーマンを知っている方は、年齢がばれますよ(笑)。
着物好きを公言していると断捨離中なのに、着物関連の物が集まって来ますよね。
知人から「どうしても処分するのは勿体ないから、使ってほしい」と言われて帯を頂きました。
帯は、たれの先の縫い目に織本の名前(ブランド)が刺繍してあることが多いので、そこを確認しましたが、何もありませんでした。
よくよく見てみると、裏地に英語が見えるような…。
知人と二人で解読していくと「リチャードクレイダーマン」と書いてあり、二人とも何でリチャードクレイダーマンが帯?
え~???
あのピアニストのリチャードクレイダーマン?
もやもやしっぱなしだったのでネットで調べたところ、あのリチャードクレイダーマンが振袖や帯をプロデュースしていたようです。
ちょうど私が成人式の頃と同じ年代だと思います。
確かに捨てるのは勿体ない美しい帯です。
娘用にするか、振袖の帯結びの練習用にするか…結局は有難く頂戴しました。
後日この話を友達としていたら、「リチャードクレイダーマンって何ですか?プロレスラー?キン肉マン…的な?」と40代の友達に言われました(笑)。
あの名曲の「渚のアデリーヌ」ももちろん知りませんでした。
なので、知っている人は年齢がばれます。
私が初めて買った着物も假屋崎省吾さんのデザインというかプロデュースのものでしたが、才能がある方は色々なものに関わっているのですね。
〈久しぶりの入門コース〉
2025年6月・7月のレッスンが始まりました。
今回は久しぶりの入門コースを担当させていただいております。
初対面の時はドキドキしますね~。
何歳くらいなあとか、目的があるのかなとか、うまく言葉が出てくるかなとか。
なにしろ最近は、「あれあれ」「それそれ」と、名称が出てこない事が多いし、ど忘れも多くなりましたので( ;∀;)。
しかしそのドキドキ感(緊張感)は大切にして、生徒様の要望に耳を傾けながら慌てずに伝えていけたら…と思っています。
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〈大好きな相撲〉
二場所連続優勝をした大の里が横綱に昇進しました。
稀勢の里以来の日本出身の横綱の誕生に日本中が湧きましたね。
と思っているのは相撲好きだけでしょうか(笑)。
以前、大相撲戦国時代と書きましたが、大の里が5月場所のような強さでしたら、なかなか太刀打ち出来る力士はいないような気もしますが、来場所からの展開に期待が高まります。
そして、次は誰が大関に昇進するのかな~と推測するのも楽しいです。
できれば私の推しに頑張ってもらいたいですが、最近はノーマークの力士もどんどん番つけを上げてきています。
ということで、私はこれからも大相撲から目が離せません。
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。