和とわブログ

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暑いこの時期に着物好きの私が思う事 ~岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室~

 

こんにちは、一関市和とわ総本店の着付け教室で講師をさせて頂いております鈴木真由美です。

着物好きには少々辛い 蒸し蒸しとそしてとんでもなく暑いこの季節が やってきました。

着付け教室では生徒の皆さんもお着物姿で教室にやって来ますが、最近のあまりの暑さに着物で来ることを迷っておられるようです。

教室につく前に汗でびっしょりとの事。

それは講師の私達も同じです。

毎年感じる悩みです。

今日は暑い時期のこの頃に思う事感じる事などお話したいと思います。

眩しい日差しを避ける様子の着物姿の女性の画像

私は着付け教室に向かう時着物を着て出掛けます

他の先生方もお着物で来られます。

着物が好きで着物を着たいそういう方たちが講師になられているし だから当然のように着物を着て来るといった感じです。

着付け教室はお正月の一月とお盆の八月を除き一年を通して開かれています。

ですから一年中着物を着ていることになります。

一年の四季を通して暑さや寒さや梅雨とかその時期その季節の悩みとか着物にとっては不都合な事があります。

そんな時に思う事そして解決策とは言えませんがささやかな抵抗ささやかな工夫などお話したいと思います。

着物の世界の衣替え

以前にもブログに書きましたが 着物の世界にも衣替えがあります。

着物は六月に衣替えとして単衣(ひとえ)を着ます。

七月八月は薄物と呼ばれる 透ける生地の着物を着ます。

そして九月にはまた単衣を着ます。

十月から翌年五月まで裏地の付いた袷(あわせ)を着ます。

※すみません 大まかに書きました(詳しくは一関和とわ総本店のスタッフまで)。

【おすすめブログ…季節で異なる着物の仕立て〈袷(あわせ)・単衣(ひとえ)・薄物〉と考え方】

紫陽花のある道を歩く着物を着た女性の画像

六月の悩み

六月に着る着物は衣替えの観点からは洋服と大体同じではありますが着物ならではの悩みがあります。

六月と九月は同じ単衣という種類の着物を着る訳ですが、着物は洋服のように汗をかいたからといってすぐジャブジャブと洗うというわけにはいきません。

この六月に着た着物 これが洋服ならば脱いだらすぐ洗濯をして九月にも着られるように用意するところです。

【おすすめブログ…着物の暑さ対策を着付け教室講師がお伝えします!(補正・ステテコ・洗える長襦袢)】

考えた末の解決策

で最近考えた解決策は 六月に着る着物と九月に着る着物を分ける事です。

六月に着た着物は六月の終わりにメンテナンスに出します。

この着物は私の中では 今年はもう出番はありません。

九月には同じ単衣でも別の着物を着ることにします。

【おすすめブログ…梅雨の季節、着物を快適に着るために】

箪笥の引き出しからたとう紙に入った着物を出している画像

着物を選ぶ時は季節を意識して

同じ単衣でも六月と九月に分けて選ぶならそのための基準が必要です。

私は 色 で選びます。

六月に着る着物は 初夏をイメージして清涼感を感じられるような色を意識して選びます。

私は 大好きな青系とか白っぽいものとかを選びます。

昔 きれいな和服の女性が日傘をさして御中元をお届けするコマーシャルがありました。

その装いが紺色の着物に白い帯の取り合わせだったんです。

それを見てかっこいいなあと思ったものです。

そんなイメージで選びます。

九月に着る着物は多少六月に選んだ着物よりは秋寄りな(暖色系)色合いを選ぼうかと思っています。

色々な着物イメージ画像

和とわの店長に相談しました

ここで私の勘違いが発覚しました。

私は年に何度もメンテナンスに出すことはあまり好ましくないと思い込んでいました。

そんなことは全くなくて汚れたらなるべく早めにメンテナンスに出すのがよいそうです。

汗をかいたのなら尚更だそうです。

たまたま図らずも六月に着た着物は六月の終わりにメンテナンスに出すと決めたことは正解だったのですね。

勘違いは その後その着物を九月に着て年に二度もメンテナンスに出すことになっても全然構わないというところ。

「何度もメンテナンスに出したら生地に負担がかかるのではないか」と聞きましたら

「そんな心配は全くないです。ひとつひとつ汚れに合わせて丁寧に対処していますしドライクリーニング等を行いますから大丈夫ですよ。」とのことでした。

「着物にガ―ドがかかっている保証期間中であれば何度でも大丈夫です、むしろなるべく早めに出してね」でした。

着物丸洗いのイメージ画像

着物の丸洗い

単衣に仕立てられる方増えてきたように感じます

実は私 単衣はあまり持っていませんでした。

一般に以前は六月と九月しか着ない単衣は着る期間が短いため勿体ないと言われてて 私も必要に迫られて作った数枚しか持っていませんでした。

ですが今はどちらかというと単衣にされる方が多いようです(私も直近に作った数枚の着物はやはり単衣です)。

それは真夏の前後の一ヶ月に着るためではなく袷の季節の暑い日にも着られるようにという考え方からのようです。

それどころか一年を通して単衣を着られる方も少なからずおられるのだそうです(和とわ店長談)

先程書きました衣替えにかかわらず 暑い時には単衣にするという柔軟な考え方が世の中に浸透してきましたし、何より最近の暑さは命にかかわりますから我慢などせず是非にもという感じです。

【おすすめブログ…ある七月の和とわ総本店の着付け教室のおさらいコースでの生徒さんたちの話題です】

グレーの着物を着て庭の花を見つめる女性の画像

暑いなら冷やしましょう(生徒さんの工夫)

着付け教室で生徒さんが保冷剤を忍ばせてきましたと紹介してくれました。

みやつぐちの前のあたりにケ-キ屋さんで貰う小さなサイズの保冷剤をハンカチの様な布で包んで入れてきたのだそうです。

和装ブラジャーの内側にはさんだのだそうです。

以前に帯の内側に保冷剤を入れるという話も聞いたことがあります。

まだ試したことはありませんが冷えすぎや温まった時のためいつでも出し入れ自由な状態の場所がよいのではないかと思います。

「気持ちよかった?」と聞きましたら「すぐ溶けちゃいました」だそうです。

でも私も試してみたいと思っています。

保冷剤の画像

人が集まる教室は情報交換の場

生徒の皆さん着付け教室が始まる前後の雑談が楽しいのだそうです。

講師の私も仲間に入れてもらいます。

保冷剤の話もその時です。

毎回そうだというわけではありませんが、その中に着付けに関するお悩みや誰かの貴重な工夫やアイデア等があったりします。

着付け教室を今回はお休みしようかなと思ったりすることもあるけど着付け以外にも皆さんの情報やお話を聞けるのも楽しくて来ています」と話していた生徒さんもいました。

和気あいあいとしてますしね。

階段を上る着物姿の二人の女性の画像

着物を着ることだけでなく“楽しんでもらえる教室”そこを目指している私としてはそのこともまた嬉しい限りです。

私も生徒の皆さんとお話しできる事が楽しいです。

ありがとうございます。

【おすすめブログ…着付けは楽しみながら上達することを目標に】

 

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