着物の色は ずんだ色? 萌黄色? 〜岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室〜
辺りの景色に季節を感じて
あっという間にこぼれ桜となり、私の好きな庭の八重山吹の花、菜の花も見ごろを終えました。
辺りの山々が萌黄色から深緑色に変わりつつある様子に、夏に向かう景色を感じている今日この頃です。
一関市の「和とわ総本店」で着付け教室の講師をさせて頂いております藤江です。
朝のルーティーン、先ずは深呼吸から
寒さの苦手な私でも、この時季の朝はとても心地よく清々しさ感じます。
先ずは庭に出て深呼吸、一日が始まります。(時々咳き込んでしまうのですが…)
天気の良い日は特に気持ちがいいですね。
脳を目覚めさせ、それから、バタバタと忙しく動き出しています。
「ずんだ色」って?
かなり以前のこと、仕事で、萌黄色か黄緑色か、はたまた薄緑色かと、同色だとは思うのだけれども的確な色表現に困った時のことです。
「ずんだ色!」と言った方がいて、何故か一番しっくりくる表現と納得したことがありました。
一関市郷土の餅食文化ならではの表現なのでしょうか、今では私もついつい「ずんだ色」と表現しまうことがあります。
萌黄色の着物で
ちょうど今の時季に着用できればと思って仕立てた「木洩れ日」と名前が付けられている単衣があります。(私が付けた名前ではありませんが…)
その着物がまさしく「ずんだ色」、いやいや「萌黄色」です。
先日の子どもの日のこと、日曜日の着付け教室を終えて帰宅すると、泊まりに来ていた妹、娘や孫たちに「ちょっとそこまで出かけるので一緒に行こう」と誘われました。
暑い日だったので着替えてからと話したのですが、孫たちには「そのお着物のままで、早く、早く」とせかされるのです。
さらに「お婆ちゃんの緑の車で行きたい」ということだが定員オーバーとなるのでメンバーをじゃんけんで選抜し私の車に詰め込み、残りは娘の車に乗せて出発。
萌黄色の着物姿の私は運転手要員?全く、只々、疲れ果てた午後でした。
帰宅し、着替えてほっとしていた頃、妹や娘達が何やら盛り上がっています。
吊るしてあった先ほどまで着ていた着物に袖を通しては「私にぴったりよ」とか、「私の方が似合っている」とかで楽しそうです。
確かに、私以外はみんなそれなりに身長もあるので、着付け教室で説明させて頂くように、左側にすんなりと脇線が揃っており、結構さまになっているのです。
あなた方に何れお譲りしますから…と。
しかし、裄は長いようです。やっぱりそうかと感じたのでした。
亡きお婆様の着物
入門コースを受講された、若い生徒さんがいらっしゃいます。
着物に興味を持たれている様子で、熱心に話を聞いて下さいました。
持って来られた、きれいなピンク色の2枚の着物は、亡きお婆様が集められていたものの中からと話して下さいました。
「今日はこれを着てみましょう」
「来週はこっちを着てみましょうか」と選び、
「お婆様もお孫さんが着てくれるのは嬉しいでしょうね」と話しながら、
物静かな雰囲気のその生徒さんによくお似合いの色の着物だと感じました。
久々に入門コースを担当させて頂きました。
受講された生徒さん方と色々とお話しすると、全く着物に関しては分からないです。
自分で着物は着てみたいけれど難しそうで…すぐに忘れてしまいそうで…と話されます。
また、忘れない様に家でも練習したいので道具があればいいですよね、と前向きにお話しされる方もいらっしゃって嬉しくなります。
同じ内容を繰り返してレッスンしますが、入門コースのレッスンだけで終わってしまうのは勿体ない旨をお話させて頂いております。
【2022年11月28日ブログ 着付けを習いはじめたきっかけ・理由をご紹介!】
日々勉強です
私も着付け教室に通っていた頃は、そう感じていましたが、継続することで今は講師もさせて頂いております。
未だに戸惑う事があれば、他の先生方やお店の方に教えて頂くことも多々あります。
日々勉強だと感じています。
先ずは入門コースを体験してみましょう
着物、着付けに興味を持たれている方は是非入門コースを体験してみてはいかがでしょうか。
難しいと感じていた着物の着方が、次第に自分で着られるようになって来た時に、ちょっと楽しいかも…と感じて頂けたら嬉しいですね。
【2023年12月1日ブログ 着付け教室に通ってできるようになったこと】
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和とわ総本店の着付け教室では受講生を募集しております。
帯を前で結ぶ「前結び着付け教室」は大変ご好評をいただいております。
次回のお教室は2024年6月8日(火)スタート!
ちょっとしたご相談もお気軽にどうぞ
お電話でのご入会申し込みは tel.0120-26-5291
営業時間 10:00~18:00 水曜日・木曜日定休
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。