異常高温の影響は彼岸花をも悩ませて 〜岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室〜
こんにちは。
一関市の「和とわ総本店」で着付け教室の講師をさせて頂いております藤江です。
毎年、秋彼岸に合わせて咲いてくれる彼岸花。
不思議な花だと感じてはいたのですが、何やら今年は異常高温の影響か様子がおかしい。
蕾どころか茎さえ見えない。
探ってみると5㎝程の華奢な茎に小さな蕾をつけて育っていたのでした。
1週間後、やっと秋の気配を感じたのか、遅れを取り戻すかのように、ぐんと茎を伸ばし花が開き始めました。
季節の変り目の装いは自分の体感で
9月後半ともなると、朝晩は涼しく感じられますが、着物を着ればやっぱり暑く汗ばんできます。
着付け教室の日は、袷にするか、まだ単衣でもいいのか、はたまた茶系の単衣か…と悩んでしまうところです。
お店の方にお聞きした際に、「体感でよろしいのでは…ただ半襟だけは季節で取り替えたほうがよろしいでしょうね。」と教えて頂きました。
10月になり、やっと袷を着始めました。
ただ着物スリップは夏用、襦袢は半襟だけを袷用に付け替えた夏物です。
カフェ草履カレンブロッソの履き心地
講師をさせて頂くようになってから知ったカフェ草履です。
足のサイズは22.5㎝なので、Sサイズを探しましたがその時は無かったため、Mサイズでも大丈夫と思い購入。
しばらくはその草履ばかりを履いていたものですから、次第にゆるみを感じるようになってきました。
でも大丈夫、大丈夫…。
ある時、お店の方に「その草履、サイズが大きいのでは」と声を掛けられました。
…そう、実は私の歩く癖もあるのでしょうが、足の裏と草履が吸いつくようには歩けていなかったため、歩く度にパタパタと音が出ていたのです。
教えて頂いて本当に良かった、足元にも気を配らなければいけないと感じさせられたのでした。
【2023年6月9日ブログ 素敵に着物を着られたら、小物合わせや持ち物にもこだわりたいです‼︎】
理想の草履サイズ
ご存知の方は当然いらっしゃるとは思うのですが、草履から少し足がはみ出る位の履き方が理想的だということです。
着物の裾を踏んでしまうことを避けられる、そして後ろに引っ張られるなどの危険性も避けられる…など、調べてみると頷けることが沢山あります。
理にかなっているのです。
このMサイズの草履を履くときは気をつけて未だに愛用しています。
お店に並んだSサイズの草履
最近のことですが、お店にSサイズのカフェ草履が数種類陳列されており早速選んで購入しました。
程良い高さがあり、踵は泥はね防止の工夫もされており滑りにくいのも特徴。
何より鼻緒で足が痛むことが無いので嬉しいです。
履き始めは少しきつめに感じられた草履ですが、しだいに足に馴染みちょうど良い理想の履き心地となっています。
草履の右左は無い??
職場では高さのあるスリッパを履いているのですが、体重の掛かり具合、歩き方でどうしても形に偏りが現れます。
その形を修復するために時々左右を取り替えて履くことがあります。
周りからは変だと言われていますが、しばらくすると体重移動で癖のついたスリッパは結構きれいに修復されてきます。(普段の靴はそんなことはしませんよ。)
以前、草履は右左があるのかと、底をくっつけて比べてみたり、鼻緒の位置を測ったり。
しかし底も同じ、鼻緒も中心、迷いました。
踵の減りは、左右対象ではないので体のバランスにも問題が現れます。
下駄は勿論のこと草履も鼻緒は真ん中にすげられているので、時々左右を履き替えて底の減りを調節することで、体のバランスを修正することが出来るそうです。
そして何より、草履を長持ちさせることが出来るということです。
ということは、右左は無いということになります。
あながちスリッパの左右取り替え行動も間違っていなかった?と勝手に納得しています。
着付け教室で実感して頂いた補正の有無
9月、10月クールのレッスンでは特に補正の有無を実感して頂く機会が多かったような気がします。
最初は補正無しで着付けられていた生徒さんですが、補正をされたことで、衿合わせが整い、胸元のカパカパが解消、帯が下がらない、たれ先がピンと張っているなど、仕上がり方に差があることを実感されました。
又、逆に入れ過ぎで余計なふくらみが現れて、これはどこから…というようなこともありましたが、ご自分で気付かれ解消されました。
土台を整えることが着付けをする上でとても大事なこと、そして上達の一歩でもあるということを確認し合ったレッスンでした。
【2022年9月23日ブログ 着物姿で一番大事な「補正」のお話】
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次回の着付け教室は11月4日(土)からスタートです。
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。