着物姿を涼しげに見せる夏を 〜岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室〜
こんにちは。一関市の「和とわ総本店」で着付け教室の講師をさせて頂いております藤江です。
二十四節気の一つ夏至も過ぎ、暑さが増して本格的な夏到来です。
ただ今は鬱陶しい梅雨の時期、やがて明けるであろうと思いながら、梅雨晴れの青空を見上げる今日この頃です。
携帯で検索中に目にした記事があります。
それは岡山県のある高校で、30年以上も前から日本の伝統文化である和服に親しんでもらうために、自分で浴衣を着付け、その後は浴衣姿で授業に臨むという恒例行事が行われているという記事でした。
浴衣姿で授業を受けている様子がとても楽しそうで、本当に良い取り組みだと感じました。
念願だった竺仙の浴衣
今まで自分自身の浴衣を持っていなかったのですが、やっと念願だった竺仙の浴衣のお仕立てをお願いしました。
毎年「今年こそは…今年こそは」と思いながら後回しにしていた浴衣です。
是非今年の我が町の「でっかい花火大会」を、庭から浴衣姿でゆっくり楽しもうと思っているところです。
着物姿を涼やかに見せる夏を
夏はどのようなものを纏ったところでやっぱり汗は掻くし暑いのです。
それでも、汗取り効果も兼ねて補正をしっかりと施して、涼やかに見せる着物姿を工夫して、見せる夏を楽しむのもいいのかもしれません。
夏の和服といえば、ひとえ、絽や紗、麻、透ける織物などや、帯は絽、紗、羅、麻・植物布等々…見るからに涼しげなものがあります。
夏至から小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分までの時季に上手くとり合わせて着こなせたら素敵だろうと、夏の装いに憧れを持っています。
【2022年9月9日ブログ 着物の暑さ対策を着付け教室講師がお伝えします】
教室でゲラゲラと…
先日の教室でのことです。
思わずみんなでゲラゲラと笑ってしまったことがありました。
帯板セットを購入するとその袋の中に二重太鼓と角出し結びの手順が写真付きで載っているパンフレットが一緒に入っています。(私はいまだに大事にとってあります。)
おさらいコースを受講されている生徒さん、「なかなか覚えられなくてどうしよう…これを見てもよくわからないし…。」と言ってそのパンフレットを開いていました。
そして、「この方ニコニコしながら結んでいますよ、こんな風に笑顔ではやれないですよね…」と。
確かにそこには、1カット1カット素敵な笑顔で手順を示している宗家の姿が写っています。
しかし、そこに着目しているとは…思ってもみなかったことなので、みんなでついつい大笑い。
話しているご本人が一番ニコニコしながら受講されているのに…他の生徒さんからもそう言われてまた笑ってしまいました。
「では、来週からはみんなでもっとニコニコしながら講習ですね。どんどん覚えられそうですね。」ということで講習を終えたのでした。
講習は大抵向かい合わせの体勢で「右手、左手」と進められていますので、慣れていない場合、講師を目で追えば逆の所作になることはよくあり、確かに頭の中が混乱してしまいます。
ともかく練習を重ねて慣れていくしかありません。
教室は何回でも繰り返えして受講できます。
分からないところは何回も聞いて下さい。
何回もお答えいたします。
好きな着物を着るための教室ですので、ニコニコと楽しみながら、ゆっくりと覚えていけばいいと思います。
あせらず、あせらず、ゆっくりと…です。
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次の着付け教室スタートは9月からです!!
涼しくなる秋に向けて着物を着る機会も増えていきますね (^^)/
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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。
「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。
地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。
「和のある豊かな人生を永遠に応援し続けます」をモットーに、ベテランスタッフから写真スタジオスタッフまで総勢25名体制で皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。