和とわブログ

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二十四節気の一つ、雨水(うすい)~岩手県一関市・和とわ総本店 着付け教室~

 

車の中から見る雨の日の景色のイメージ画像

二十四節気の一つ、雨水(うすい)は寒さが徐々に和らぎ雪に変わって雨が降り、氷も解け出す時季とされています。

今日は2月の21日。このブログ、頭をひねりながら書き出しました。

一関市の「和とわ総本店」で着付け教室の講師をさせて頂いております藤江です。

今シーズン二度目の大雪

厳寒期といわれる2月とは思えないほど暖かい日が続いていたこの頃、このまま春を迎えるのかと気を抜いていた矢先、今シーズン二度目の大雪が降りました。

車の屋根に積もった雪を20分もかかって降ろし、雪道を車で走ってやっと帰宅。

なかなか都合の良いようにはいかないものです。

振袖にまつわる思い出

二十歳の頃の話しです。

母や祖母が「今日ね、○○さんがいらっしゃって振袖の反物を置いて行ったから見てみなさい」「これでよければ仕立屋さんに頼むから」と言うのです。

当時の私は、和服には興味・関心とんと無いものだから、二つ返事で「いいんじゃない。」と言ったと思います。

白と水色の振袖の着付けをしてもらっている若い女性のイメージ画像

その後、仕立て上がった着物に袖を通してみるとなかなか良い着姿に見え、自分自身まんざらでもありませんでした。

ただやけに手首が見えているのが気になったのを覚えています。

この振袖はてっきり両親に買ってもらったものだとばかり思っていたのですが、後に親に返済をすることになっているとは思ってもみなかったのでした(笑)

これも躾の内だと言われると首をかしげてしまうのですが、騙された感があっても逆らえず、しょうがなく契約成立。

これに味をしめたのか、お付き合いだからといい、その後も訪問着、大島紬を勝手に仕立てられたのですが、もちろん支払いは私です。

今考えるとやっぱりおかしな話しです(笑)

当時、反物行商をされている方が、どっさり品物を背負い、訪問販売することは多々あり、娘三人もいると一人ぐらいはとお付き合いせざるを得なかったのだと思います。

【2022年12月12日ブログ 娘の振袖のお話】

20数年後に問題発覚

この時に仕立てた訪問着は、お慶びの席に、子どもの成長に合わせた儀式にと何回も袖を通しました。

それなりに写真にも納まりました(腕を縮めながら)。

コツコツ支払った甲斐があったというものです。

そうこうしながら20数年経った頃、虫干しをしながら気付いたのです。

袖が短いのは分かっていたのですが、どうも肝心な上前の柄が気になり、近くで見たり、遠くに離してみたり、アルバムを開いて確認したり……。

そう、柄がずれていることに!

こんな仕立てになっていたとは知らずに着ていたのですね。

無知とは恐ろしいです。

もう着ることは無いかもしれないと思いはしたものの、このままでは気の毒な着物になってしまう。

悩んだあげく、旧高橋屋さんに相談し、仕立て直しを依頼しました。

ひと通りの工程を経て裄も何とか伸ばしてもらうことができ、一番気になっていた柄もしっかり合わせてもらいました。

気持ちがすっきりして嬉しかったことが思い出されます。

水色の訪問着を着た女性の画像

思い出の着物を娘や孫に

いつの日か、娘や孫が袖を通してくれる時には、昔話をしながらこの訪問着の着付けをしてあげることを楽しみに、今は大事に箪笥の中で眠らせています。

余談ですが……。

私は大きい方か、小さい方かと言われれば、悩むことなく小さい方の分類になります。

身長が低い割には腕が長いのです。

これは幼少期、木に登ったりぶら下がったりばかりしていたので腕だけが発達して伸びたのでは? と勝手に推測しています。

どうもバランスが悪い体型のようです。

【2022年10月7日ブログ 娘3人の振袖を着付け・自分で着物が着られるようになって嬉しかった体験談】

ワイワイ楽しい着付けおさらいコース

「久しぶりですね~」と同窓会のような雰囲気で1年振り、半年振り、久し振りという生徒さん方とワイワイ楽しく着付けおさらいコースのレッスンをさせていただいております。

「久しぶりですね~」とお互いに声を掛け合い「またよろしくお願いしますね。

「もう着付けは忘れてしまっているので最初からお願いします」と生徒さんはお話しになります。

私も着付け教室に通っている頃はそうでしたのでよく分かります。

でも着付けは繰り返してレッスンすることがとても大切なので、「ゆっくり復習して行きましょう。忘れていてもまた思い出せばいいのです」とお話してレッスンを開始します。

【2023年1月27日ブログ 着付け教室の楽しみ、人とのつながり】

着物姿で帯に帯結びをする女性の画像

お家での着付け練習は落ち着かない?

お道具は揃っているので、着付け教室に行けなかったら“お家で着付けの練習をすればいい”と思われがちですが、実はなかなか思うようにはいかないものです。

休日、着付けの練習をしようと意気込んで肌着姿になるや否や来客、帯結びの最中にまたまた来客。

帯を抱えて玄関まで走る。

「こんな恰好でごめんなさい」と、そうこうしているうちに次はなんだっけ、どこまで進んだ?まったく落ち着かない着付け練習となったこともあります。

集中して着付けの練習をするのであればやっぱり着付け教室へ通った方がいいのか……。と考え、着付け教室に通い続けていたことが、今皆さんと楽しくレッスンをさせていただいていることに繋がっています。

自分だけの時間が着付け教室に?!

時計と観葉植物の画像

着付けを習っていた教室での2時間は、家族のことや、仕事の疲れも一旦忘れ、好きな着物や帯に触れ、“自分で着られるようになりたい”思いと、着付けのことだけを考えられる、自分だけの大切な時間でした。

これからも着付け教室に通われる生徒さん方の貴重な時間を、充実した楽しい時間として一緒に過ごさせていただけたら、と思っております。

【2022年12月16日ブログ 着物と畑 専業主婦の私が見つけた生き甲斐】

 

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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。

「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。

地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。

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