和とわブログ

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着物を綺麗に着るには補正と長襦袢がポイントです! ! 〜岩手県一関市 和とわ総本店〜

 

綺麗なピンク色の河津桜イメージ画像

こんにちは

一関市の和とわ総本店で着付け教室の講師をしております、和とわ総本店店長の千葉です。

私の住む岩手県一関にもようやく桜が咲き始め、何だかウキウキしてきました。

ピカピカの1年生の姿もまた楽しみです。

着付けの講師として、また着物を着ている体験から学んだことをお伝えしていきます。

1・どんな体型の方でも、着物を綺麗に仕上げるポイントは?

着物着用で大切なことは補正です。

自分で工夫して補正されている方もいらっしゃる事でしょう。

よくあるお話に、

「私、お腹出てるから補正いらないわ」

「最近太ってきたから何もしない」

「痩せているからいっぱいタオル巻かないと」

心当たりのある方もいらっしゃるかもしれませんね。

そもそもなぜ、補正をするのでしょうか。

水色の訪問着を着て立っている女性の画像

人の体はでこぼこしています。

女性は尚、丸みがあります。

しかし、着物はまっすぐ長方形に仕立てているので、丸い体に巻きつければシワシワになってしまうのは当然のことです。

でも、着付け上がった姿がしわだらけだったらどうでしょう。

どんなに高価な着物でも、どんなに綺麗にメイクしてヘアスタイルを決めても、

しわだらけの着姿では台無しになってしまいます。

美しく仕上げるために補正は絶対に必要なのです。

【おすすめブログ……着物姿で一番大事な「補正」のお話】

【おすすめブログ……着物の暑さ対策を着付け教室講師がお伝えします!(補正・ステテコ・洗える長襦袢)】

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2・自分の体型をよく見てみましょう

よく見るとはどこを見るの?

⑴ 肩から胸にかけて

へこんでいませんか。

年齢とともに肩が前に出てきて鎖骨の当たりがへこんで見えます。

そこの部分は紋付の着物をお召しになった時は胸の紋に当たるところです。

紋が隠れてしまいます。

⚫︎対策方法

脱脂綿やタオルを使い、肩から胸にかけてなだらかになるように当てます。

当て過ぎは衿が浮いてしまう原因にもなります。

バストが大きめな方は晒(さらし)などで抑えるといいかもしれません。

衿元がはだけていかないためにです。

⑵ みぞおちのあたりを見てみます

くぼんでいます。

位置は紐やベルトが止まる位置なので、襦袢を羽織った時に食い込んだような感じになり、帯の上がしわになってしまう事になります。

またみぞおちは、力がかかると苦しい場所でもあります。

苦しくなく、快適に着るためにも欠かせない補正です。

⚫︎対策方法

おしぼりタオルや脱脂綿で大きめの三角形を作ってみぞおちのところ、胸に近いところにあてるといいです。

和装ブラジャーに挟み込むのもいいです。

着物の補正の画像 みぞおちの部分

⑶ 正面から見た時のウエストを見てみます

モデルさんのようにくびれがしっかりある方、ややくびれている方、ほとんどくびれがない方、などなど人それぞれです。

ウエストの位置はおはしょりになるところ。

そして帯の位置です。

そして着付けで要となる腰紐、腰ベルトの位置です。

しっかりとややきつめに締めます。

なので多少でも補正はあったほうがいいです。

横から見てみます。

お腹がぽっこりしてませんか。

これは女性あるあるです。

さらに後ろです。

ヒップの上がぺコンとへこんでいませんか。

この位置はお太鼓結びをした時の垂れに当たるところです。

この部分がへこんだままだと帯を仕上げても垂れが決まらないということになります。

着物の補正の画像、ウエスト部分

⚫︎対策方法

ウエストにはタオルを巻くのが手軽です。

その際、くびれているところ、へこんでいるところに当てるのが正解です。

ヒップの上にタオルをのせてはさらにヒップだけ大きくなりますので、あくまでその上のへこんだところにあてます。

細いからと言って、バスタオルのような厚手のものだとさらに段差ができてしまったり、帯を巻いた時お相撲さんのようになってしまうことがありますのでご注意を。

お腹がぽっこりさんも、よくご自分の体型を見てへこんでいる所にだけ補正をします。

仕上がりイメージは、寸胴体型です。

補正はふんわりではなく、胴に巻いた際空気を抜くように体にピッタリとつけるのがポイントです。

着物の補正の画像、ウエスト部分

着物の補正画像

3・補正ができたら、長襦袢まで着てみましょう

補正ができたら長襦袢を着ます。

ところで補正はどのタイミングでしますか?

肌着を羽織ってからすることが多いかと思います。

私はユニクロの半袖肌着を1番下に着て、和装ブラジャーをしてから補正をします。

それから肌着を着ています。

着物を着ると、割と汗ばんだりするのでタオルは汗取りになってくれます。

ですので、どちらでもお好みで結構だと思います。

和装用肌着の画像

もう一つの綺麗な仕上がりのポイントは、長襦袢の着付け方です。

綺麗なバランスで左右の半衿が重なっているといいですね。

喉の窪みの少し下で交差になっていると、楽に綺麗に着ている感じに見えます。

しわはあまり出ない様に着たいものです。

そして、首の後ろの部分衣紋は、拳ひとつ分空いているくらいがちょうどいいです。

長襦袢が仕上がったら鏡をよく見てみましょう。

胸の下のベルトや紐のところがくぼんでいませんか。

ヒップの上にへこみはありませんか。

反対にウエストだけもこもこしていませんか。

補正が多い、少ないは長襦袢を着た時によくわかります。

やり直すにしてもまだ、間に合います。

【おすすめブログ……夏の着物を着るときに気をつけたいこと】

【おすすめブログ……着物のサイズと着姿】

4・ここまで出来たら、さあ帯まで結んでいきましょう

あとは着物を着ていきます。

半衿の出る寸法は、耳たぶのすぐ下が襦袢の衿0.5センチ。

襦袢の衿が交差しているところは1.5センチ。

基本はこのくらいです。

水色の訪問着を着た女性の胸元の画像

多少好みや、フォーマルによっても出し方が違ってくると思います。

好みはそれぞれでも、和とわの「前結び着付け教室」では基本の着方をまず覚えて頂いています。

世の中には、様々な着付けの流派があります。

ですから今回紹介した補正の仕方は、あくまで「和とわ前結び着付け教室」のやり方を紹介しました。

そんなやり方もあるのねと、参考にしていただけたら嬉しいです。

さあ、綺麗に着付けを仕上げて お花見にでも出掛けましょう! !

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火曜日コースは6月10日(火)10:30から

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和レッスンは、岩手県一関市の「和とわ総本店」が運営する着付け教室です。

「和とわ総本店」は江戸時代から9代続く老舗呉服店です。

地域密着型店舗として、一関市、お隣奥州市や宮城県栗原市、登米市、気仙沼市などから沢山のお客様にお越しいただいております。

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